オンライン書店活用必勝法

オンライン書店の役割に注目が集まっています。出版不況といわれている現在、その背景には欲しい本がスムーズに入手できないという面もあります。不況を打開するために続々と新刊を出版、書店ではそれに対応するために次から次へと本を入れ替えなければならなくなり、発売から一定期間が過ぎると入手しづらくなるケースが増えているのです。
そんな問題を解消してくれるのがオンライン書店です。豊富な在庫、そして複数の店舗をネットで簡単に検索できるといったメリットによって欲しい本を手軽に入手することができます。本屋に欲しい本がない場合だけでなく、地方などで本屋そのものが近所にない場合にもオンライン書店は大いに役立ってくれます。

さまざまな業者が参入をはじめたことでサービス内容も多彩かつ充実するようになってきました。とくに話題となったのはJR西日本のオンライン書店『えきープ』です。これは2000年に開始されたサービスで、JR西日本の主要駅に設置されたキオスクやコンビニで注文した本を受け取れるサービスです。このサービスでは配送料が無料で利用できるため大きな注目を集めました。その他クレジットカード決済や通常のコンビニでの引き渡しなどを行っている店舗もあります。
ただし、オンライン書店の普及にともなうように問題点も浮上しています。とくに大きな問題となったのが不正アクセスによる個人情報の漏洩。とくに2006年に起こったオンライン書店のスカイソフトが不正アクセスをうけサービスを停止する事件が起こりました。この際、このスカイソフトと提携していたJR西日本のオンライン書店「えきープ」も業務の停止に追い込まれてしまいました。住所氏名だけでなくクレジットカードの情報なども漏洩する恐れがあるだけに大きな問題となっています。

とはいえ、いくつかの注意点を覗けばやはりオンライン書店のメリットは揺るぎないものといえるでしょう。電子書籍との関わりなど出版不況を挽回する手段としても期待したいところです。